武装神姫 フィギュア劇場 176 

武装神姫「真零」  第12章 「黄昏が好きな神姫」

zDSC00349.jpg

上山が優しくレニィに言う。

上山「レニィちゃん。もうここまでにしよう。サレンダーしよう」

レニィ「え・・・・」

上山「あの神姫さんの言う通り、サレンダーしよう。戻っておいで、一緒にお昼ご飯を食べよう
今日負けてもいいじゃないか、明日のためにここは一旦退却しよう」

レニィ「・・・・・・・・・マスター、私は武装神姫です」

上山「うん」

レニィ「ごめんなさい、マスター・・・私は逃げたくありません。おめおめと尻尾を巻いて逃げ出すことは絶対に出来ません。
今日負けてもいい?明日のために?では次の日にまた同じ状況になれば逃げるのですか?
そうやっていつまでに逃げ続けることが出来るような都合のいい言い訳は嫌です!!
戦いに次なんてないんです。今の戦いは今しかない、私が出来ることは戦うことです。
武装神姫は武装して戦うことが宿命です・・・・・・・・マスター・・・・
何も出来ないまま、自分よりも強い敵がいるから、自分よりも弱い敵がいるからといって戦いを選ぶような姑息な真似は出来ません。

最後までやり遂げます」

上山「・・・・・・・・レニィちゃん・・・・」

レニィ「それと・・マスター、ちゃん付けやめてください、へへ」



灘「くだらないな  マルチナ、撃て」

マルチナ「了解、砲撃開始します」

ドゴン!!!マルチナの放ったレーザーがレニィに直撃する。

zDSC00350.jpg

レニィ「きゃああああ!!」

上山「レニィちゃん!!」

マルチナはレニィとキャメルに対して猛烈な艦砲射撃を行う。

マルチナ「ふふふふ!!!くっだらなーーい!バッカじゃないのー?
武装神姫は武装して戦うことが宿命です?うふふふ・・・はっはははははーーー

さっさと尻尾巻いてさー降参でーすーもう負けましたー勝てませんーーーってすれば簡単で楽なのにさー

逃げる言い訳はたくさんあるじゃん!!!
戦艦型神姫になんか勝てないとか、卑怯だとか、スペックが違うだ、明日のために戦力を温存とかさーーー
そうやって自分の無能と甘い考え、弱さを、全部相手のせいにして逃げればいいじゃん!!!

本当にバカだよね!!!くだらないプライドとか意地ってのはさーーー」

zDSC00353.jpg

ドコズゴンゴバン ゴキン!!!

レニィの腕が吹き飛び、足が爆風で捥ぎ取られる。

レニィ「がは!!!」

上山「うああああああああ!!!レニィ!!!レニィ!!」

キャメル「ぐっわあ!!」

ゆず「キャメル!」


zDSC00356.jpg


灘「撃ち方止めろ」

マルチナ「アイアイサー」

マルチナがぴたりと砲撃を止める。

zDSC00355.jpg



シュウウウー

もくもくと煙が上がり、全身青白い炎で燃え盛るレニィ

レニィ「・・・・・・・・」

すでにレニィは機能を停止し虚ろな目で地面に突っ伏していた。


マルチナ「・・・・・・・・ぶっ・・・・・・あっはははは!!!!!」

マルチナが大声で笑う。

マルチナ「何?それで1体何が出来たの?何にも出来ていないよね?

あーーーあーー可哀想だね。弱い神姫はさー
どんなにがんばって練習したりマスターとかの絆とか信頼とかさー強い心とか思いとか持っていても戦いには全然、意味ないよねーーーー
不合理だって思う?
いいこと教えてあげるよ!!

戦いにね、絆とか信頼とか愛とか全然いらないんだよ。いるのは圧倒的な『力』だけ

知恵とか勇気とか、本当にくだらないよ!!!

相手を完膚なきまでに徹底的に叩き潰す『力』

ぐだぐださーー文句言う奴はこの『力』で無理やり捻じ伏せれば犯せばいいんだよ?
戦いに勝った者が正しい、負けた奴は間違っている。

どんな理由だろうと、戦いに勝った奴が一番正しいんだ。負けたり逃げたりする奴は全部間違えているよ。だって負けているから

自分が正しいと言うことを 証明 できないから

だからさーどんなに立派でいいことを言ってもね、結果や数字で答えが出ないとさー

意味ないんだよね!!!」

キャメル「ぐうう・・・・」

マルチナ「おや?まだ生きている神姫がいた」

zDSC00359.jpg

灘「マルチナ、90度回頭ー」

マルチナ「90度回頭」

灘「このまま、全速全身のしかかりで叩き潰せ」

マルチナ「アイアイサー」

zDSC00360.jpg

ゴゴゴゴ・・・マルチナの巨大な艦体がゆっくりと回頭する。

ゆず「キャメル!!キャメルしっかりして!!」

キャメル「・・・うぐ・・・ゆず?」

ゆず「大丈夫?動ける?」

キャメル「だ、ダメです。脚部が動きません・・・」

zDSC00361.jpg

マルチナ「あっららー?どーしたのかな?もしかしてさっきの砲撃で脚部がつぶれちゃったかなー?

かわいそうにー動けないんだーでも大丈夫だよ、心配しないで」

マルチナがにっこりと笑うと同時に、血に飢えたケダモノのようにマルチナの強力なエンジンが咆哮を上げる。

グゴゴゴゴゴオオオオオン ゴオオオオンゴオオオオオウウウム
ドルンドルンルウウウン

ブースターから灼熱の熱気が吐き出されエンジンをタキシングする。

マルチナ「全身を砕いて、一瞬で楽にしてあげるね」

zDSC00363.jpg

灘「機関出力最大!!全速前進ーーー叩き潰せ!!!」

マルチナ「アイアイサー」

ドゴンと解き放たれたように唸りを上げて突っ込むマルチナ

zDSC00365.jpg

ゆず「キャメル!!!逃げて!!!」

キャメル「うぐ・・・あ・・・足が・・・」

キャメルはヨタヨタと立ち上がろうとするが・・・

脚部がつぶれて動かない

つづく
スポンサーサイト
[ 2009/11/29 17:31 ] 武装神姫 「真零」 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://katarinarina.blog120.fc2.com/tb.php/591-4c34b527