武装神姫 フィギュア劇場 173 

武装神姫「真零」  第12章 「黄昏が好きな神姫」

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ゴウンゴウンゴウン・・・・

戦艦型神姫のエンジン音がコンテナ越しにビリビリと腹の底から聞こえる。

トカレフ「マカロフ、様子はどうだ?」

マカロフ「さっきの砲台型神姫と飛竜型神姫は向こう側のコンテナの陰に隠れている」

トカレフ「もう一機いたはずだ。確かエウクランテだったと思うけど」

マカロフ「尻尾巻いてあわてて逃げ出したよ、戦いもせずにさっさと逃げるなんて回避力に自慢のある神姫らしいじゃないか」

トカレフ「腰抜けはほっといて私たちで仕留めよう」

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トカレフ「ナカロフの仇だ!!!撃沈してやる」

トカレフはがちゃりとマシンガンを持ち直す。

マスターのコトノフから通信が入る。

コトノフ「マカロフ、トカレフ後退しろ」

トカレフ「なんだって?後退ですって?」

コトノフ「お前たちの武装では戦艦型神姫を撃沈するのは無理だ。後退しろ」

マカロフ「冗談じゃない!!マスター!!ナカロフがやられたんですよ!」

トカレフ「仇を討たせてください!!」

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コトノフがマカロフたちのデータと戦艦型神姫のデータを比較して言う。

コトノフ「駄目だ駄目だ!!相手にならん。三人揃っているならまだしもマガジンの弾薬も少ない今の状態ではかすり傷すら与えられない」

マカロフ「マスター!!!障害物の多いコンテナステージならコンテナずたいに奴の甲板に乗り込んで制圧できます」

トカレフ「奴はずうたいばかりデカイドンガメです!!」

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ズゴゴゴン!!!

レニィとキャメルのいるコンテナのすぐ真横を強力なレーザーが駆け抜ける。

レニィ「うっわあ!!」 キャメル「っくう!!」

上山「なんちゅう強力なレーザー砲や!こんなん一発でアウトや」

ゆず「キャメル、大丈夫?」

キャメル「な、なんとか」

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レニィが横にいるキャメルにさっとブレードを突きつける。

キャメル「・・・・・これはどういう意味ですか?」

レニィ「・・・・私は戦う。もしここで戦艦型神姫に怯えて逃げ出すなら・・・・斬る」

キャメル「・・・・用件は」

レニィ「・・・・・・・ああ、そうね・・・私は逃げない。信用できなければ後ろからでも撃っていい」

キャメル「その代わり・・・援護しろと」

レニィ「そういうこと?どうする?」

キャメル「見ず知らずの今日あったばかりの赤の他人の神姫と共同戦線をやろうと?信用できるの?」

レニィ「あなたを一目見て分かった。
その物腰、古傷だらけの装甲、たたずまい・・・何年も相当な場数を踏んだ『ベテラン神姫』
勝つとか負けるとかそーいうことにこだわらない、武装して戦うことにこだわる。
そーいう 本物の武装神姫の独特の匂いがする」

キャメル「・・・・ただのロートル神姫さ、戦艦型神姫だ。勝ち目はないよ?」


レニィ「勝つとか負けるとかじゃない、やるかやらないのか?」

キャメル「・・・・・・・やるしか選択がないが?」

レニィ「よし、やろう」

キャメルとレニィがにっと笑う。

上山がゆずにぺこりと挨拶をする。

上山「やーどうもどうも、なんかうちのレニィちゃんが強引にしちゃって申し訳ないですねー」

ゆず「おかまいなく、ここは共同であの戦艦型神姫と戦いましょう」

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ガッシャンとマルチナが変形する。

マルチナ「巡航モードからMMSモードに可変」

灘「マルチナ!敵は4機、さっき捕捉していたエウクランテはサレンダーして遁走。
残りは正面にウェル・クストラ 2 左舷に 砲台型 1 飛竜型 1 
正面のウェルを先にたたけ!!微速度前進ー1825」

マルチナ「正面のウェルを叩きます。微速度前進ー1825」

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ずずずずず・・・・・

ゆっくりとコンテナを通り過ぎマカロフたちの頭の上を進むマルチナ

トカレフ「なんだ急に暗く・・・う!?」

ゴウオオングオオオンゴンゴンゴン

ふと上を見上げるとマルチナの巨大な船体が影を作る。

マカロフ「で、でかい・・・」

つづく
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[ 2009/11/22 01:02 ] 武装神姫 「真零」 | TB(0) | CM(0)

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