武装神姫 フィギュア劇場 144 

武装神姫 「真零」  第10章 「ここはどこでしょう?」

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セシルはじりじりとセイヴァーににじり寄る。

セイヴァーは視線をセシルの瞳に集中し、剣を強く握りしめる。

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セシル「・・・・・・・・」

セイヴァー「・・・・・・・」


お互い一言も言葉を発さず、いつか訪れる瞬間をおのおの思い浮かべる。

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動いたら 負ける

そう思ったセイヴァーは、じっと剣を構える

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ぴたりと静止し、ガン待ちのスタイルを崩さないセイヴァーだったが、
ほんの一瞬、わずかに姿勢を崩した刹那

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セシルが剣を振るおうと体をひねった瞬間

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キィン とセイヴァーの剣がセシルの剣を軽くはじき

ひたり とセシルの頬にひんやりと詰めたいセイヴァーの剣が当てられる。

神速 すさまじい速さで突きつけられた剣捌き

セイヴァー「セシル、過敏に反応しすぎです・・・・あなたの負けです」

セシルの目が大きく見開かれると同時に絶叫する。

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セシル「あああああああああ!!!こ、この私が・・・・剣で・・・一対一の剣による決闘で負けるなんて!!!」

セイヴァー「・・・・・・・・・・」

セシル「どうして!!わ、わたくしは・・・・地区大会で優勝したのですよ!!!どうして!!
私はセイヴァーさんよりも多くの神姫を倒してランクも上なのに!!!何度も連戦連勝していたのに!!!
この間までずっと私の方が強かったのに私の方が!ランクも上で勝利数も多いのに!なぜ!!!」

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セイヴァー「確かに、私はセシルさんよりもランクは下ですし、倒した神姫の数も地区大会なんかも出たこともない勝った数も少ない・・・でも負けた数なら負けません」

セシル「負けた数!?」

セイヴァー「私は今までいろんな敵と戦って負けてきました。戦闘ヘリ型神姫、何十機もの神姫が乱れ戦う乱闘戦、それに私は毎日ナデシコとバトルして負けているのですよ?」

セシル「・・・・・・・・・」

セイヴァー「私は負けてばかりです、神姫センターでまともに勝ったことがありません。3対1で負けたり、不意打ちを喰らって負けたり、自分よりも何倍も大きい戦艦型神姫に集中砲火を喰らって負けたり・・・・・
戦って負けてばかりです!!!!!」

セシル「・・・あ・・・」

何かに気が付いたセシルはぼろぼろになったセイヴァーを見あげる

セイヴァー「セシルさん、あなたは確かに強いです。でも勝つことにこだわり過ぎた・・・・・・・」

セシル「・・・ふふ・・・私の負けですわね、でも不思議といい気分です」

セイヴァー「また、戦いましょう。セシル」

セシル「ええ、でも今度は負けません。それでも私は勝つことにこだわります!!!」

セイヴァー「負けて勝つ」

セシル「勝って負ける・・・くっく・・・あははは」

セイヴァー「ふふふ」

2人は笑いあった

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ナデシコ「ふん、どうやらそっちはそっちで決着付いたようだな」

セイヴァー「ナデシコ!」

セシル「!?ちょっとナデシコさんなんであなたは無傷なんですの!?」

ナデシコ「ちょっとな・・・守る予定だった奴に守られちまって・・・ざまあねえ、かっこ悪いな俺・・・」

セイヴァー「はあ・・・」

セシル「なんにせよ、バトル終了ですね。私たちの負けですわね、楽しかったですセイヴァー」

セシルはにこにこと笑った。

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ナデシコ「?おいセシル負けたのに何をにこにこ楽しそうに笑ってんだよ気持ちワリーー
セイヴァー、こいつどっか打ち所悪かったのか?」

セイヴァーはハアとため息をついた

セイヴァー「せっかくいい話をしていたのに、全部台無しですね・・・・・・・・」

ナデシコ「いい話!?金でも賭けていたのかセイヴァー」

セイヴァー「・・・・・・・・・・」

つづく
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[ 2009/09/15 00:52 ] 武装神姫 「真零」 | TB(0) | CM(0)

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