武装神姫 フィギュア劇場 44 


武装神姫 「真零」  第5章    犬のプライド

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轟音と放電が響き、レールキャノンから弾丸が発射される。
神姫センターでバトルを観戦していた観客や神姫がまぶしい閃光で目を押さえる。

シオン「この攻撃がかわせるかッ!?サソリ女ッー!!!」

シオンが吼える。

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海野 「ヘアリー!」

悲鳴にも似た海野の叫び声、ヘアリーはふっと短く息を吐き、タイミングよく手持ちの槍をぐんと回転させた。

ヘアリー「こなくそッ!!!」

装甲を密集させ、槍を回転させてレールキャノンの攻撃をなんとかはじき回避するヘアリー
シオンの放ったレールキャノンは弾道がずれて直撃しなかった。あまりにも弾の速度が速すぎてほんのちょっとの力でタイミング良くはじかれたのだ。

ほとんど偶然にも近い、ヘアリーの必死のさばきでレールキャノンの攻撃ははずれた。
シオンはてっきり直撃するものだと思っていたのでぽかんと口を開けてしまった。

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シオンはレールキャノンを撃った反動で微妙に動きが鈍った。ヘアリーはそれを見逃さず、ぐんと槍を持ちシオンに向けて思いっきり叫びながら投擲した。

ヘアリー「うおおおおおおおッ!!!」

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シオンははっと息を飲み、肩部に装備したアクティブブレードでガードしようとしたが、さっきのレールキャノンの反動で動きが鈍っていた。

ガシャーンと運悪くアクティブブレードと肩部の間接部の隙間にヘアリーの放った槍が突き刺さり
爆発し、緊急パージされる。

シオン「なにィ!!!ば、ばかな!!!」

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シオンの額にどっと汗が吹き出る。

おかしい、ありえない、普通の装備の神姫に、さっきからいいようにやられている。

マシンガンは破壊され、渾身の力で放ったレールキャノンははずれ、自慢の近距離武装であるアクティブブレードは片方が破壊された。

   敗北

この二文字が頭の奥底の片隅から、ふっと吹き出る。


シオン「畜生、畜生・・・・こんなことがあってたまるか・・・・たまるかよ!!」

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シオンはもう一度、レールキャノンのチャージを行う。

シオン「ああああああぁあっ!!!!」

今度ははずさない、今度はこの一撃で!!もうこれ以上ミスは許されない!!
相手は丸腰だ 今度はレールキャノンを防ぐことも払うこともいなすこともできない。

勝った この状況で負けるはずない

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ヘアリーはぐんと尻尾をばねにして立ち上がった。

海野 「ヘアリー!次の弾がくるわよ!!どうするつもり?」

ヘアリー「主、こうするのですよ!!」

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しっぽを地面に突き立てて、体をぶんぶんと飛び跳ねるように勢いをつけてヘアリーはシオンのレールキャノンをじっと睨む。

シオン「はああああああッ!!!!!」

引き金を引こうとシオンが動いた瞬間。ヘアリーはシオンに向かって突っ込んだ。

体全体をばねのように一瞬伸縮し、しっぽとくねらせて

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シオンがレールキャノンの引き金を引くと同時にヘアリーが飛び掛る。

轟音と閃光が再びバトルロンドを包む。
レールキャノンの射線を見切ったヘアリーは迷いなくシオンに飛び込み、がっちりとシオンの両腕をはさみで掴みこむ。

ヘアリー「捕まえたぞ!!!」

メキリとシオンの両腕がきしむ。あまりの痛さにシオンがたまらず絶叫する。

シオン「うがっ、つうう・・・きゃああああああああああっ」


シオンのオーナーである山本はがたっといすから飛び上がり、叫ぶ

山本 「シオンッ!!?」



つづく
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[ 2009/03/01 02:34 ] 武装神姫 「真零」 | TB(0) | CM(0)

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