武装神姫 フィギュア劇場 43 


武装神姫 「真零」  第5章    犬のプライド

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煙幕の中からいきなりヘアリーの長い槍がにゅうと突き出される。
シオンの顔面めがけて突き出された攻撃をとっさに手に持っていたマシンガンでガードする。

シオン「うわっ!!マシンガンが!」

マシンガンが槍に貫かれて、火花を上げる。

ヘアリー「はっ!こんなもの、こうしてくれる!」

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ヘアリーが槍にぐっと力をこめると槍の先端が万力のように締め付け、マシンガンを真っ二つに割る。

ばきんと音がしてシオンの頭上でマシンガンが煙を立てて破壊された。

シオン「このやろう!!何しやがる!!」

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山本 「距離が近いぞ、シオン!!アクティブブレード展開!あいつをさっきのマシンガンのように分解してやれ!」

シオン「はっ!!言われるまでもない、バラッバラに分解してやる!!!」

がぱりとシオンの右肩のブレードが口を開くように、動きヘアリーに向かう。

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海野 「ヘアリー!!こっちもブラキウム展開!負けないで!」

ヘアリー「了解、主!!」

ハサミ状のクローがシオンのアクティブブレードに対抗するかのように可動する。

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シオン「ふん!パワーはこっちのほうが上だ!!」

ヘアリー「そうかい!!じゃあ試してみるかい?」

ヘアリーは腰をくいっとひねり勢いをつけて、シオンに体当たりを仕掛ける。

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がっちりと組み合う、ハサミとブレード、火花がちりちりとはじけ、めきめきと装甲が擦れ合う。

観客席から歓声があがる。

「すっげー!あのサソリ型神姫、すごいパワー調節してるぞ、カタリナ社の装甲神姫の攻撃を受け流している!!」
「まるで虫の対決みたいだな、俊敏なサソリが鈍重なカブト虫をスピードで牽制しているみたいだ」

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ヘアリー「ははは!!楽しいな!!不思議だよ!自分のCSCを掛けているのになぜかワクワクしている!
あんたはさっき、このバトルがくだらないって言ったね?どこがくだらないんだい?
こんなに私とお前はいい勝負をしているのに?一体どこが気に入らないんだ?」

ヘアリーはにかっと歯を出して笑いながら問いかける。

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シオンはぎりりと歯軋りをしながら言った。

シオン「うるさい!黙れ!くだらないのは全部なんだっよ!
 「飽きた」 というすごく単純明快なくだらない理由で私を売りやがった糞オーナー!!
その私を、ただ強い武装の神姫だというくだらない見栄で中古で買ったオーナー!
他とはちょっと違う高性能な装備を持ってるだけですぐ小馬鹿にするくだらない雑魚神姫たち!!
そしてこんな場末のシミッタレた神姫センターに出入りして意味のないくだらない勝負をダラダラし続ける毎日!!
私のことを誰も理解しないし、私も自分のことを理解しない!!

こんな世界!!本当にくだらない!!」


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シオンはそう叫ぶと、エンジンの出力を上げてヘアリーを無理やり力でねじ伏せようとする。

ヘアリー「くっ・・・・あなた・・本当に最低な神姫・・・一番くだらないのは誰か、知ってるくせに!!」

シオン「黙れっ!!!!!!それ以上しゃべるな!!サソリ女!!」

シオンはカッと目を見開き、レールキャノンのエネルギーをチャージする。

海野 「ヘアリー!逃げて、その子は至近距離からのレールキャノンの零距離射撃をやるつもりよ!」


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ヘアリーはハサミをばちんとシオンのブレードから切り離し、後ろに飛び逃げる。

ヘアリー「この至近距離でそんなレールキャノンを使う!?そんなことをしたら自分にもダメージが!」

海野 「装甲が厚いからダメージ差で攻撃するつもりだったのよ!強引過ぎるけど・・・」

ヘアリー「なりふりかまわずってところね!!相当焦ってるようね!」

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山本 「シオン!!何しているんだ!めちゃくちゃだ、至近距離からレールキャノンを撃つなんてそんな戦い方ではシオンにもダメージが・・・」

シオン「うるさい!!!どう戦おうが私の自由だ!!戦いをわかっていないあんたは黙ってろっ!!!知ったかぶるな!」

そういうとシオンは山本からの通信をぶちりと切った。

シオン「オーナーなんてバトルでは邪魔なだけだ!!ぐちぐちと、どーでもいいことばっかり!

私が怪我しようがしまいが、関係ないだろ!ようは勝てばいいんだよ!!!くそったれが!!」

シオンはブンと長いレールキャノンを振り回すと、ヘアリーに照準を向ける。

シオン「エネルギー最大出力ッ!!!弾速度、最大!!今度は絶対にはずさない・・・
体の真芯をぶち抜くッ!!!!!!」

レールキャノンの砲身が黄色に光り静電気がばちばちと音を立てる。


つづく
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[ 2009/03/01 00:40 ] 武装神姫 「真零」 | TB(0) | CM(0)

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