武装神姫 「真零」 第4章 沈黙の強襲
大爆発を起こし炎上する大型トレーラの甲板、そこにもう一発の大型ミサイルが突っ込んだ
2発目のミサイルは急降下しもう一機のドラッケンに命中する。
ドラッケンのコアユニットに直撃したミサイルはまた大爆発を起こす。
補給中だったため、燃料や弾薬に引火し粉々に吹き飛ぶ。
大型トレーラの甲板は火の海で真っ赤になりドロドロに溶けたドラッケンの残骸が転がる。
重装甲の強固な防御力を誇る、装甲戦闘神姫だったが、大型ミサイルの直撃を受けてはひとたまりも無く、バラバラに四散する残骸。
バラバラになったドラッケンの残骸からブスブスと煙と悪臭が立ち込める。
大型トレーラの甲板はぐちゃぐちゃになったドラッケンの残骸と油でねっとりとしていた。
ドラッケン部隊の隊長のD?1はミサイルの爆風で吹き飛ばされ一瞬気を失っていた。
D?1「く・・・ごほごほ・・・ううう・・耳が・・・耳鳴りがする・・・」
キーーーンと頭に鳴り響く音、爆撃の衝撃波がヘルメットを反響する。
よろよろとよめきながら立ち上がったD?1、目がくらみあたりに立ち込める焦げ臭い臭いとゲロをぶちまけたような悪臭。
周りからはうめき声しか聞こえない・・・・
あああーあああーーー・・・・・足が・・・足がない・・・ げほげほ・・・おう・・・うええ・・・げふげほ・・
助けて・・・目が目が見えない・・・うおえええ・・・ マスターぁ・・・ますたー・・・痛いよう・・・痛いよう・・・
D?1「くそったれ!!お前ら立て!!銃を持て!!次は絨毯爆撃が来るぞ!!
このままじゃ、殲滅させられるぞ!!おい!!聞こえてるのかッッ!!!!!!」
怒鳴りちらすが、うめき声が返ってくるだけで反応がまるでない
D?1「だ・・・駄目だ・・・死ぬ・・・みんなまとめてぶっ殺されちまうぞ・・・」
タリカ「ボマー2ボマー3、高度維持!!絨毯爆撃用意!!!目標、敵補給部隊!!
敵部隊にはもう我々を迎撃する手段はない!!ありったけの爆弾をブチ込んでやれ!!」
つづく
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