武装神姫 フィギュア劇場 24 

武装神姫 「真零」     第3章 蒼の騎士と紅の武士

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セイヴァーはよろよろとよろめきながらも立ち上がるとナデシコを見つめた。
ナデシコはぷいと顔を背けると言った。

ナデシコ「セイヴァー、てめえはオレのライバルなんだろ?オレはケンカ強えーーんだぞ?
そのオレのライバルのおめーが簡単に負けるってことは俺が弱いってなっちまうんだ・・・

だから しっかりと気張れよな・・・・」

セイヴァー「・・・・・・・・ふっ・・・そうだな、すなまい」

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ヘル・ウルフは体制を建て直し、ぎょろぎょろとカメラでナデシコの体を舐めるように観察する。

ヘル「ほほほ、どうやらあなたは武士型と戦闘機型のハーフ、一般神姫のカスタム機っぽいわね!!!
装備を見た感じ近距離だけではなくある程度の射撃戦闘もできるようだけど・・・
そんな貧弱な装備でしかも時代遅れの旧式武装で最新式の戦闘ヘリ型に勝てると思ってるの?

騎士と武士なんてイマサラ、漫画や映画ぐらいでしか活躍しないわよ!?ほほほほほ」

勝ち誇ったように高笑いをするヘル・ウルフ びゅんびゅんとローターを鳴り響かせる

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ナデシコはすうと息を吸い込み凛として言った

ナデシコ「  『士』 は西洋、東洋をとわず古代続く『力』の象徴にして最強の職業だ 
  『士』 とは一人で敵陣の中央に乗り込み死をも恐れず敵を討ち取り時代を変える

今から100年前の世界中を巻き込んだ戦争ではな、てめえがいうような貧弱な装備でな、武士や騎士が戦闘機に乗って
爆弾や機関銃を引っさげてな、自分よりも何倍も馬鹿デカイ城のような戦艦や航空母艦、超重爆撃機に突っ込んで撃沈させてんだ・・・・自分の命を燃やしてな・・・

だからなヘリ子ヤロウ・・・・・・・・あんまり武士や騎士を舐めるなよ」

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ヘルはぞくりと背筋がざわついた こいつらはあきらかに自分よりも戦闘能力が下なのに性能が違うのに・・・・勝てる気がしない。

ヘル「黙れッッ!!!!!!!何が武士だ!騎士だ!かっこつけてんじゃないわよ!!

いまさらそんなモノは古臭いんだよ!!私のような最新式の戦闘方法を持つ近代兵器の象徴
この戦闘ヘリの前では何の役にもたたないんだから!!」

ヘル・ウルフはがしゃりとミサイルやロケット弾、ガトリング砲、ショットガンを装填する。

ナデシコ「ふん、自分よりも弱い者を追いかけまわして安全なところからしか攻撃するしか能のない卑怯モンがイッチョ前にいいやがる!!
セイヴァー!!!2人で武士と騎士の力を見せてやろうぜ!!」

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セイヴァー「はいッッ!!」

セイヴァーはうなずいた。自分は今まで何にこだわっていたのだろう。
ナデシコも自分も同じ『士』であることに誇りを持っている。

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ヘル「ほほほッッ!!!短距離空対空ミサイル発射ッッーーーーーー」
ヘルはナデシコに向けて両翼からミサイルを発射する。

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ナデシコは腰にある主翼をくりんと回転させフラップを下げ、尻尾のエンジンのスロットルをあげて舞うようにミサイルを回避する。
その動きはまるで大昔の戦闘機のような軽快な動きだった。

ナデシコ「そんなしょっぼいミサイルごときにこのオレが当たるかッッ!!!こっちだヘリ子ヤロウ」

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ヘル「ムッキイィッッーーーーーー!!!ちょこまかっと!!いいわ、どこまでその大道芸が通用するのか試してあげるわッッ!!」
ナデシコの挑発に乗ってエンジンの出力を上げぐんと接近するヘル・ウルフ。

ナデシコはひょいひょいとヘルの攻撃を交わす。

ナデシコ「はははー下手糞め!どこを狙ってるッッ!!」

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ナデシコはぴんと主翼を張り、機関砲をしっかりと脇に固め、ヘル・ウルフに向けて鉄鋼弾を叩き込んだ、ダカカッカカと缶高い発射音が響く。
ナデシコ「そらッッ!!36式2号2型改0.13mm機関砲のお味は!?」

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ヘルもローターのピッチをうまく調節して最小限の動きで機関砲の攻撃を回避し、カメラがぎょろりとナデシコをロックし
機首下に搭載された0.03mmM230チェーンガンがぴくぴくと生き物のように動きぴったりとナデシコのに付いて行く。

ヘル「ほほほほほ!!そんなマズイ攻撃!!味見するまでもないわッッ!!!たらふくお食べなさい!!」

ぶうううううううううと低い重点音が鳴り響き、ナデシコの持ってる機関砲とは比べ物にならない速度で弾丸のシャワーが殺到する。

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ばしばしと雨あられと降り注ぐ銃弾を回避できずにナデシコは全身に銃弾を浴びる
ナデシコ「グッ・うが、かはッ・・・イッテェーーーー!!!」

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セイヴァーはガッとそばに落ちていた剣を手に取り、ナデシコとヘルの間に割って入り銃弾を叩き落す。
セイヴァー「はあああああああああッッ!!!」

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バラバラと切断された弾丸が地面に落ちる。
セイヴァー「ナデシコ!!大丈夫か!?」

ナデシコ「いつつ・・・・見た目によらず、あのヤロウ結構動きが早いぜ・・・攻撃も正確だ。避けれねーぜ・・・」

セイヴァー「下手に接近すると危険だ。物凄い弾幕で接近する前に撃ち落とさせれる・・・」

ナデシコは機関砲をぽいと投げ捨てると背中に装備した刀をすらりと抜いた。

ナデシコ「かといって射撃戦闘でも向こうのほうが何枚も上手だぜ。こっちが1発撃ったら向こうは千発返してきやがる・・・・・
となると・・・お互いお得意の『刀』しかよな・・・・」
ナデシコはにやりと笑うとセイヴァーも笑う。
セイヴァー「ふっ『剣』の間違いだろ?」

つづく
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[ 2009/01/17 12:46 ] 武装神姫 「真零」 | TB(0) | CM(0)

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