MMS-零 ミッション 47 「連邦軍艦隊強襲作戦」 イベントムービー 

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2342年 9月2日   地球連邦軍 カイロ基地


一隻のクラップ級巡洋艦がカイロ基地から少し離れた整備工場に停泊している。


ティターンズ強化人間


???「ふん、ふふーん♪」

一人の若い女が、座席に腰掛けて携帯端末で音楽を聞いている。

地球連邦軍女性将校

地球連邦軍 エジプト地区方面軍 司令官

リズィ・ワイアット提督

リズィ「ナイン・ムラサメ中尉、ご機嫌だな」

ワイアット提督が、ムラサメ中尉に近づく。

ムラサメ中尉「これはこれは、ワイアット提督ではございませんか、失礼しました」

ムラサメ中尉はイヤホンを取って敬礼をする。

ワイアット提督「貴様にはこれより特殊任務が与えられる。私を含む連邦軍陣営の高官と共にとある場所まで同行し護衛してもらう」

ムラサメ中尉「・・・そういうのは口頭命令ではなく書面でくれませんかね?」

ワイアット提督「後できさまの所属する部隊の事務所に私のサイン入りでFAXしてやる、問題ないな?」

ムラサメ中尉「ありませんー」

ムラサメ中尉はふざけた態度で手のひらをヒラヒラする。

ワイアット提督「ムッ・・・まあ、いい、貴様の機体と所属部隊の艦隊一式共に一緒に来てもらう」

ムラサメ中尉「ずいぶん、お急ぎなんですね・・・行き先はどこですか?」


ワイアット提督は少し間をおいてから、はっきりとした口調で言った。

ワイアット提督「カタリナ社フランス局の本丸、『パリ』だ」

ムラサメ中尉「パリ?な、何の用で?あそこは中立勢力でこの戦争とは何の関係も」

ワイアット提督「この戦争は既にもうとっくに終わってるんだよ、その最後の仕事だ。私が紙切れ一枚にサインすれば全てが丸く収まる」

ムラサメ中尉はぽかーんと口を開けている。

ワイアット提督「そういうことだ、中尉」

ワイアット提督は座席に座ると窓の外に移るギザの三大ピラミッドを見つめる。


ワイアット提督「まったくもってくだらないな・・・」


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[ 2012/09/09 13:49 ] ミッション | TB(0) | CM(4)

>GMカタリナ様
今更ながらマルス提督のアンサー有難う御座います。
折角のご返答何か良いRPに使えたらと思う次第。

ラス「マスターマスター聞いた?このセンソー終わるんだってさ」

(# 三)「ンア"-ッ!!!…ん?マジか?」(エンジニアスーツ着用中)

ロイド「たかだか溶接でそんな力むなチーフ…ラス本当か?」

ラス「うん紅茶提督と…ナンカ義手のティターンズの中尉が話してるの聞いた。
良くわかんないけどパリで紙切れ一枚でアウトらしいヨ」

( 三)「NAM戦みたいにパリ議会でもやってたのか。
今度の依頼は平和交渉をぶち壊す為にパリに乗り込めと」

ロイド「ぶち壊すなチーフ。だが之でこの戦争もついに終わりか」
ミッド「そう簡単に上手く行くとも思いませんが」

( 三)「上手く行って貰ったら困る。このHVTの実戦テストもまだだし。
そういえば義手のティターンズ士官が居ると言ったな
どんな奴だ?」

ラス「多分村雨研究所の強化人間」

ロイド「強化人間が出てきて戦争終了?妙な話だ」
[ 2012/09/09 18:47 ] [ 編集 ]

パリは燃えているか


アレキサンドリア西部戦線、通称エルアラメイン戦線は決着がつかないまま、膠着状態に陥っていた。
初日の攻勢で一気にアレキサンドリアを、そして通商連邦同盟軍の総司令部が置かれているカイロを
攻略するはずだった通商枢軸国同盟軍は、一気に四隻以上の艦艇を失った事で出鼻を挫かれ、かつ、
苦境になると妙に強さを発揮する地球連邦軍/地球連合軍の粘り強い防戦に、根負け状態であった。
この戦闘の後、通商枢軸国同盟軍の側面を突くべく、南方のタンザニアから援軍が出たらしいが、通
商枢軸国同盟軍の察知に会い、援軍は雲散霧消してしまった。
再度、膠着状態に戻ってしまったアフリカ戦線。
どちらも、決め手に欠き、ただ時間だけが過ぎて行く。


サープライズは、エルアラメインの海岸線より数キロ北部の海上に”停泊”していた。
西から差し込む夕陽は、軍艦色に塗りつぶされたサープライズを紅く染め、海行くカモメ達に格好の
休憩所を提供していた。
ブリッジ上階に位置する小さな休憩所で、二機の神姫が珈琲を嗜んでいる。

ユキ「もう少しすれば、この北アフリカの気温は下がり始めますね。もっとも人から見て暑くて乾燥
   している事には変わりありませんが。」
ヴァカリネー「昔は、ローマ帝国の穀倉地帯だったとは思えないよな。ま、”ナイルの賜物”は変わり
       無い様だけど。」
ユキ「本当に悠久の大河ですね、ナイル河は。人の営み等一切関係ない様に、昔も今もアフリカの
   奥地から地中海へと水を供給し続けている。
   ”行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え
   かつ結びて久しくとゞまることなし。”
   ・・・どうです? 悠久のナイルに向けた言葉として、似合うと思いませんか?」
ヴァカリネー「何それ? ウェルギリウスかい?」
ユキ「鴨長明/方丈記ですよ。書き出しの部分です。同じ河を描写したものですが、河の本質を述べた
   ものとしては、規模の大きさこそ違えど、鴨川もナイル河も同じ事が言える好例だと思うのです
   が。河の流れも、人の営みも、絶えず変わり続け、久しく留まるもの無し、と掛詞になっていま
   す。」
ヴァカリネー「それ、今回のアフリカ戦線の事も含めてるのか?」
ユキ「大小の違いが関係ない様に、今回のアフリカ戦線も、そしてこのエジプトを取り巻く情勢も、何
   一つ変わらないものは無い、と言う事です。今後数百年以上、様々な諸勢力がこの地を奪い合う
   でしょう。それは決して地上勢力だけではなく、地球以外の星々に誕生するであろう人類世界も
   含まれています。
   その時、我々神姫は、相変わらず人の良きパートナーで居られるでしょうか・・・。」
ヴァカリネー「・・・そんな先の事は解らないよ・・・。」

ヴァカリネーの啜った珈琲は、妙に苦く感じた。

ユキ「・・・とある情報によると、地球連邦軍に動きがあったそうです。
   何でも、パリに使者を立てるのだとか。」
ヴァカリネー「いよいよ、あの提督サマの出馬かな?」
ユキ「地球連邦軍の独自行動だとすれば、この件は通商連邦同盟軍にとって大きな衝撃となります。
   下手をすれば、同盟軍の瓦解を誘発します。
   また、通商連邦同盟軍の総意だとすれば、通商連邦同盟軍がこれ以上の戦闘行為を続けられない
   証左になります。
   どちらにせよ、スポンサーやUSA局から引き上げ指示が出るのは時間の問題です。
   何しろ、”戦場”は、この地を離れ、パリに移るのですから。戦争から政治へと移るのです。
   傭兵は、そろそろ邪魔になるでしょう。」
ヴァカリネー「”政治は血を流さない戦争”だって言われているけど、あの提督サマが、血を欲しない
       とは限らないけどね・・・。」

西から差し込む夕陽は、血の色の如く染まり、冷徹な物理法則に則って水平線の彼方に沈んでいった。
[ 2012/09/09 22:46 ] [ 編集 ]

一方その頃・・・

(アレキサンドリア市内・某所)

 高級住宅街のとあるバー。薄暗い照明の中にキャンドルの灯が煌き、ジャズの生演奏が
なんとも優雅な時間を作り出す中、二人の男女が酒を酌み交わしていた。

「こんな高級そうなバーに呼び出すなんて、一体どんな風の吹き回しだぁ?
 今更同窓会、って訳でもあるまいよ。なぁ、シルビア?」

 一張羅と思しき背広姿の男。傭兵集団「龍牙兵」の長、人呼んで「龍牙」。
 プロの戦争請負人、あるいは野良犬。

「あら、こんな美女が横に居てご不満? まぁ確かに…それだけ、ではないのだけど」

 イブニングドレスの女。通商連合首脳部の一人、「シルビア・ルン提督」。
 ファントム・ペインの士官、あるいは体制の狗。

 済む世界も立場も違い過ぎる二人。だが、タダ一つの共通点がある。それは、
同じ学び舎で学び、同じ師を仰いでいた事。
 パイロットと指揮官、男と女、リベラル主義者とブルーコスモス主義者。
あらゆる面で対極ではあったが、それ故二人は本音をぶつけ合える友であった。

 ひとしきり笑いあった後、シルビアが口火を切る。

「単刀直入に言うわ、○○。…地球連合に、戻る心算は無い?」

 男の目が細まる。彼女の意図を測りかねているようだ。

「藪から棒になんだぁ? ……何かあったのか」

「地球連邦が不自然な動きをとろうとしている。連合と連邦は、「地球圏の安定と平和」と
 言う理念を共用する同志ではあるけど、結局は別の組織なのよね」

 女はどこか遠くを見つめて、力なくテーブルにもたれかかる

「…あー、通商連合ン中でも水面下で主導権争いが始まってる訳ね。
 アホらし、だからスペースノイドやらカタリナの連中に足元掬われるんだよ」
 
 男は一つため息を吐き、グラスに残るバーボンを呷った。

「耳が痛いわ…。私の権限なら、佐官は無理だけど大尉待遇で復員の
手続きを進められるわ。機体の整備や管理は軍が持つし、貴方にとって悪い話
ではないと思うのだけど。それに、個人的には…貴方が居てくれると心強い」

 どこか懇願するような視線。シルビアは男の視線をまっすぐ見据える。
 しばしの沈黙の後、男が口を開いた。

「…悪ぃな。俺ぁ、野良犬暮らしが性に会ってンだ。
 今更飼い犬に戻る心算はねぇよ。…すまん」

「……貴方が、軍を辞める前の作戦について調べたわ。
 あれが、原因だったの?」

「切っ掛けだった事は否定せん。何にせよ、もう戻る心算はねぇ。
 連合にも……まして、ファントムペインにも、な」

 こうなってしまっては、彼は梃子でも動かない。長い付き合いゆえに、
彼女も諦めざるを得ない事を理解する。

「そう、残念。…それじゃ、この話題はお仕舞い。飲みなおしましょうか」

「だな、この話題じゃ折角の美味い酒が台無しだ」

 そう笑って、二人はバーテンに追加の酒をオーダーしグラスを鳴らした。
 アレキサンドリアの夜はこうして更けていった・・・

Fin.
[ 2012/09/10 14:21 ] [ 編集 ]

コメント返し

>ST-202Cさま
マルス提督はなんかいつかイライラ溜まってブチ切れそうww

パリ議会でもやってたのか

まあ、どうなるかはお楽しみにwww

>madriax74 さま

再度、膠着状態に戻ってしまったアフリカ戦線

砂漠や局地地帯では戦線の維持だけでも大変です。点と線の確保になるので、補給ラインの確保を主眼において行動しないといけません。

”戦場”は、この地を離れ、パリに移るのですから。戦争から政治へと移るのです。

戦争なんで外交の一手段でしかないんですよねw


>龍牙さま

「シルビア・ルン提督」とのやり取りカッコイイですねw
過去にナニがあったのか気になりますねw

どうせ連合のことですから、強行な軍事作戦でもやったんでしょうw
[ 2012/09/16 12:09 ] [ 編集 ]

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