MMS-零 ミッション 44 「至福の艦隊作戦」  イベントムービー その3 

MMS.jpg


メディナ「あ、ありえない・・・こんなこと・・・ありえない・・・」

メディナは今、自分の起きている状況を信じることが出来なかった。

つい昨日までは意気揚々と大艦隊を率いて、いつもどおりのスーダン基地への輸送艦への護衛任務を行なっているつもりだった。

目の前に連邦軍の艦隊が現れても、このスペイン局が誇る巨大な戦列艦があれば一蹴できると思っていた。

だが、現実は酷く残酷だった・・・

敵は連邦軍の艦隊だけではなく、百戦錬磨の傭兵部隊だった。

新兵ばかりでろくな錬度もないゾルダート部隊は簡単にあしらわれ、虎の子の浮き砲台も懐にもぐりこまれ自慢の砲もいかせずムザムザと沈黙。

数に劣った連邦軍艦隊は優秀な指揮官がいるのか、兵力にまったく屈せず、的確で強力な攻撃を幾度となく行い、我が自慢の艦隊は蹴散らされた。

通信兵A「エムデン4番艦、轟沈!!」
通信兵B「敵マゼラン級戦艦、砲撃!!ゾルダート部隊に着弾!!」
通信兵C「ガーリオンMMS部隊全滅!!!応答・・・ありません!!!」
通信兵D「重巡洋艦、2番艦より通信!ワレ操舵不能、別れを告げています」
通信兵E「B小隊、全滅!!C小隊、もうもちません!!!」

通信に入る兵たちの悲鳴と怒号。閃光と爆発・・・・

砂漠戦に対応していないゾルダートの動きは鈍く、連邦軍のMS部隊の的になって散々に撃破されていた。

艦隊での砲撃戦も連邦軍の艦隊が一枚上手で、柔らかい脇腹を突かれ、猛砲撃を喰らう。

メディナは己の非力さ、戦場の厳しさを改めて思い知った。

全ては自分の撒いた種、未熟さ、戦場をなめてかかったツケだ。

メディナは震える手でマイクを握り力なく投降の意思を全艦隊に伝えた。

カタリナ社女性将校茶色

メディナ「もはや、これ以上の戦闘は不可能だ・・・艦隊に通達・・・我がスペイン局メディナ艦隊は地球連邦軍に投降する・・・白旗を揚げろ・・・」

クロノス級機動重戦艦


地球連邦軍および傭兵部隊の猛攻撃によって満身総意の戦列艦 クロノス級「ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダー」の艦橋に白旗が揚がり、ついでに信号弾が上がる。

xDSC06433.jpg


【地球連邦軍 第5アフリカ艦隊】

ド級戦艦 バーミンガム級 「コヴェントリー」 艦隊旗艦 


地球連邦軍 エジプト地区方面軍 司令官

リズィ・ワイアット提督 

将校A「ワイアット提督、敵は艦隊ごと投降するようです」

ワイアット提督は戦闘中にもかからわず紅茶を優雅にたしなむ。

ワイアット提督「ふん、落ちたものだな・・・かつての無敵艦隊もこのザマとは・・・我が地球連邦艦隊の前では相手になるまい」

将校B「傭兵部隊が思ったよりやるようです」
ワイアット提督「当たり前だ!なんのために高い金を出して傭兵なんぞ非正規部隊に、給料分は仕事をしてもらわないとな」
将校A「しかし、あの戦列艦が堕ちるとは,思いませんでした」
ワイアット提督「護衛のない艦隊はこの程度だよ、この勝負は勝って当然だ、敵はこの偉大なる地球をなめてかかっていたのだ」
将校C「おっしゃる通りでございます提督」
ワイアット提督「あえて小数精鋭の錬度の高いMS部隊で編成し、少ない小数精鋭の部隊による機動戦だ。
これはアルマダの海戦と同じだ、我々の高度な策の勝利だ!!優勢な速度と機動性を生かし、機動性に劣るスペイン局艦隊群を撃破した、歴史は繰り返すのだ」
将校A「はっはー」
将校B「さすがはワイアット提督、聡明であられまする」
将校C「連邦軍万歳!!」

ワイアット提督「ふふん♪」

ワイアット提督は満足そうに紅茶を飲む。

将校A「ところで、提督・・・投降してきた敵の将校であるメディナ将軍ですが・・・」
将校B「へっへへ、いかがしたしましょう?」
将校C「メディナ将軍は私好みの女性ですね・・・ひひひ」

ワイアット提督はちらりと下種な笑みを浮かべる将校たちを見る。

地球連邦軍女性将校


ワイアット提督「鹵獲した艦船の処理は任せる、敵の輸送物資もそうだな・・・艦隊に均等に配分しろ、敵の将校は・・・貴様らに任せる」

将校A「さすがワイアット提督、話がわかりますね」
将校B「処理はお任せを、ファシストにはしっかりと教育が必要ですな」
将校C「メディナ将校は私たちがしっかりと尋問し保護します、けひひひ」

ワイアット提督「ファシストの末路はいつもそれだな」

ワイアットは目を細めて紅茶を飲み干す。




終わり

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[ 2012/08/12 01:15 ] ミッション | TB(0) | CM(10)

事後報告


昨日の夜襲後、地球連邦軍/第5艦隊との合流を待たずに、移動を開始したサープライズ。
母艦、及び出撃メンバーに損失は出なかったが、かなり疲弊したのは事実だった。
特に、大口径艦砲射撃戦を行ったサープライズの陽電子衝撃砲(ショックカノン)による、内部機器
特に逆流を防ぐ為のサーキュレータシステムに劣化が発生していた。

中枢電脳である”思兼”の判断では、サーキュレータ内の余剰エネルギーを減衰させるアッテネータ
(減衰器)の機器交換が必要とのことであった。これくらいなら、交換機器はある。だが、その間は
陽電子衝撃砲は使用できず、三日程掛かるとの事であった。

また、対艦ミサイルも生産が追いつかず、補給が必要との事でもあり、ここは最前線から一時撤退
するしか無いと判断した。
リズィ・ワイアット提督に許可をもらい、サープライズは一時撤退した。撤退先は、ナセル湖の西、
アスワン国際空港付近であった。理由は、サウジアラビアに近い事にある。
これは、カタリナ社USA局ーサウジアラビア局経由で、スポンサーたるADEPT社からの支援が受けられ
る目処があった為である。

アスワン国際空港の近郊に投錨したサープライズ。
翌日には、サウジアラビアのリヤドから、密かにエースボックス級輸送艦が早くも到着した。
まるで、待っていたかのようだった。
すぐに、対艦ミサイルの補充に掛かるイレギュラーズの神姫達。その際、先の二度に渡るリビア砂漠
での戦闘データ、特にFA2 ファーンIIとケーニッヒ・モンスターの戦闘データを渡した。さて、この
データは、今後どのように化けて現れるのだろう。
遅れて、アレキサンドリア/エルヌーザ空港から、C-17改を駆って、オクタヴィアがサープライズの
為の補給物資を運んで来てくれた。結構、血相を変えてたな。

ユキ「結局、スペイン艦隊は全滅を避け、降伏した模様です。あの司令官は虜囚の憂き目にあった
   との事です。」

ユキ、お前、わざと旗艦を墜とさなかったな。

ユキ「これは、リズィ・ワイアット提督に”華”を持たせる為です。少しは心証が良くなるでしょう。
   また、我々の実力を誇示し、軽々しく扱う事が出来ないと理解させる為でもあります。
   どの道、再度巻き返しの戦闘が、通商枢軸国同盟軍と通商連邦同盟軍の間で繰り返されます。
   その際、これまでの戦歴が、通商連邦同盟軍の中で、我々の立ち位置を決めます。
   出来るだけ、優位な位置を取りたいものです。ただの傭兵部隊ではないと・・・。」

・・・まあ、とにかく一時戦列を離れたんだ。ゆっくり休むと良いよ。

ユキ「・・・そうですね。本当に疲れました。少し休ませてもらいます・・・。」

俺は、少しふらついて中央戦闘指揮所を退出する、”司令官”の後ろ姿を見送った・・・。
   
[ 2012/08/12 03:06 ] [ 編集 ]

「こんのダァホーーーーー!!!」

『キャリエッジホース』の艦内にティグリース型の怒号が響く。
スパナ片手に、男を追いかけ回している。
逃げる男は、いつの間にか戦闘スーツに身を包んでいた。

「整備すんのウチらやで!?左足のサーボモーター全部パーにしといて何が『決まった……!』や!許さへん。マスターのその根性、叩き直したる!!」
「悪かった、悪かったって!いいちこヂェリー20本で手を打つから!許してこの通り!装備された新兵器は使ってみたくなるモンだろ!?」
「ま、まあそんなら………って許すと思っとんのかいな!!エエかげんにしいや!!装甲丸焼きんときも!マスターは無茶しすぎやねんから!!」

男の不用意な一言がさらに彼女の怒りに火を付けた。
否、彼女は男が心配なのだ。
割と突撃思考であったりする、自分のマスターが。

「分かった、分かったって!アレは切札だから!まず使わないから!!」

しかしそれを男は聞き流し、自室に戻っていった。
扉の向こうで、一人呟くティグリース。

「ウチは………ウチは、いつも機体ボロボロにして返ってくるマスターが心配なだけやのに………なんで気ィついてくれへんの………なんで………?」
[ 2012/08/12 17:23 ] [ 編集 ]

血統書付き

『至福の艦隊作戦【秘話】』

まずは少し時間を巻き戻すことにする。

戦列艦 クロノス級『サンティシマ・トリニダー』
MMSの攻撃に甲板上の砲塔が瞬く間に沈黙させられ、そこにNRX-0013ガンダムヴァサーゴが
降り立つと鋭い爪を甲板に突き刺して固定すると腹部に装備された『メガソニック砲』を展開した。
ナインは事前に入手していたスペイン局の高級士官専用回線をつかって相手を呼び出した。
???「……誰だ?」
ナイン「貴女の目の前にいます傭兵でございます提督、内密のお話が……」
3分に満たない会話で交渉は成立した。
待機していた真紅が烈火の大剣『原初の火“アエストゥス エストゥス”』を再び一閃すると艦橋がブリッジ直下から切り落とされ艦尾へ傾斜、それをMMSが4体がかりで支えるとなんとか地上へと降ろした、墜落と言い換えてもいいが。
その後、RPにあるように『サンティシマ・トリニダー』の艦橋を破壊したように見せかけてミッションを終了させておいた。
ここからが本題である『メディナ・デ・フランコ提督の身柄を保護してスペイン局へ送り届ける』ミッションに入る。
少し離れた砂漠にてメディナ・デ・フランコ提督と契約内容の確認をする。
ナイン「では当社に入った依頼内容です、カタリナ日本局……多分、宮家にスペイン王室が貴女の保護を頼んだのでしょう、で我々に依頼が回ってきたということらしいですな」
メディナ「な?なんで」
ナイン「血ですかね……欧州系カタリナ社は特に血統を重要視する傾向にある……失礼、言うまでもありませんでしたね。貴女の御実家がスペイン局に働きかけた、もしくは血統の先細りを恐れる局自体が動いたのかもしれません」
メディナ「……それで」
???「私が参ります」
スペイン局の軍服を着た女性が1人、それを見てメディナが血相を変えた。
メディナ「ダメだ!そんなことさせられない!」
???「私は今日この日の為に生まれてきたのです」
彼女は影武者ではなくクローンなのだろう、帽子と眼鏡を取った彼女はメディナと何一つ変わらない容姿をしていた。血統重視が血を弱らせることは百も承知でソコにこだわる以上、精神疾患や遺伝病の発症リスクを回避するためのスペアを用意しておくのは当然のことか。

その後、人間サイズのパンターがベースジャバーで彼女をメディナ・デ・フランコ提督として地球連邦軍へ送り届けることになった。
コヴェントリー甲板上で、リズィ・ワイアット提督以下取り巻きの士官が出迎えた。
パンター「連絡した通り、他の士官どもは最後まで抵抗したので殺したがコイツは生け捕りにできた」
ワイアット「……確かに、メディナ・デ・フランコね」
手錠をかけられた彼女を嗜虐的な目でシゲシゲ眺めると一言。
ワイアット「……連れてゆきなさい」
兵士に両脇を挟まれて士官たちと艦内に去ってゆく彼女をパンターは黙って見送った。
そんなパンターの足元にチャリっと小袋が放られた。
パンター「???」
ワイアット「犬に駄賃よ」
飼い主にでもなったつもりか腹黒ドS女め、パンターは表情一つ変えずに小袋を拾う。
音からして純金の金貨か……電子通貨が主流になったこの時代……これで小さな城が買えるぞ(驚愕)
ワイアット「MMSはつまらないわね」
パンター「私たちMMSに屈辱を求めるならお門違いだな提督、それより次は自身がメディナ・デ・フランコにならんようにな」
ワイアット「なんですって!このっ!」
激高するワイアットが喚き散らしてるのを無視してパンターは帰路についた。

母艦『team KUROMIZU』所有ガウ攻撃空母「ヴァーゲ」
メディナ「……私はどうしたらいいのだ」
スペイン産ワインを片手にうなだれるメディナ・デ・フランコ。
ナイン「……実家に帰って静養でもなさっては?」
黙ってワインにつき合っていたナインが口を開く。
メディナ「なんだと!」
ナイン「あの娘の『アヘ顔ダブルピースに私人間やめました~演説付き映像』がスペイン局に送りつけられても、貴女がいればスペイン局は安泰です。御両親としても家庭に入るのを喜ぶ……」
メディナ「っ貴様!」
ナイン「あの娘がどういう目にあうかわかってるなら、競走馬みたく血統の為に種馬に股開くぐらいわけないだろってーのよ、お嬢ちゃんよ」
ナインの暴言は実に的を得ていた。
メディナ「フハハハハ!貴様の言う通りだ傭兵!私たちは血統のために生きているのだ」
その後、数々の愚痴を聞かされた後、泣きながら寝落ちするまで付き合わされたナインは
彼女をベッドに横たえると部屋を後にした。
枢軸同盟軍本部経由でスペイン局に帰還した彼女がその後、軍人として復帰するのか、それとも家庭に入るのかは誰も知らない。

[ 2012/08/13 02:21 ] [ 編集 ]

 「しかし今回の作戦は難しかったねぇ……」

ゴタローが艦橋までの廊下でふと愚痴る。
今回の作戦では、母艦としてコヴェントリーを設定していた執行部(使い分けるのが面倒になって来た……)。
地上部隊を引っ掻き回すだけ引っ掻いて、混乱から立ち直りそうになると逃げ回る戦法で、シェライを除く殆どをジム隊に任せることに成功した。
途中、クリーガーやジャッカルに追いつかれるハプニングもあったが。
不知火の74式長刀にその場は救われた。

 「御主が悪いのであろう。それは」

ゴタローの背後に、前を隠す様に寄り添うのはラヴィーナ。
なぜか他のMMSが正規兵用衛士強化装備を着けているのに、彼女だけは白い訓練兵用を着用している。
当然のことながら、その前面は透明度がやや高めであるわけで……。

 「それより御主……」

 「なに?」

ラヴィーナはさらに体の前を隠すようにゴタローに押し付ける。
視線の先には、連邦軍の男性兵士……。

 「……恥かしい?」

頭にヤカンでも載せたら即沸きしそうなほど真っ赤になった顔で、勢い良く何度も頷く。
『はいはい』とゴタローは苦笑いすると、来ていたフライトジャケットをメデュームに着せる。

と、前から来た連邦兵の一団の中に、先ほど投降したスペイン艦隊の提督が居た。
ゴタロー達は通路脇に並び、一団が過ぎ去るのを敬礼して待つ。
先頭に居たゴタローよりも、その後ろ。
ポディラインのはっきり出る強化装備が珍しいのか、それともMMSのナイスバディ振りか。
連邦兵たちは驚きの表情を浮かべながら、ゴタローの前を通過していく。
ゴタロー達の敬礼は、一団が廊下の角を曲がり視界から見えなくなるまで続いた。

 「やれやれ。大将首も連邦に盗られちまったなぁ……」

 「別にお前達が捕っても良かったんだぞ?」

ゴタローの独り言に、いつの間にか現れたワイアット提督が相槌を返す。

 「失礼しました。提督」

 「判ってるなら良い」

先ほどの一団が消えた廊下を、ワイアットはじっと見つめている。
その視線につられて、ゴタローも振り返る。

 「……」

 「……『君を士官だと知らず兵用の食事を出してしまった。コレは捕虜虐待等で決して無い。どうか許して欲しい』」

 「何の話だ藪から棒に」

ワイアットがゴタローの言葉に、イラ付いた調子で答える。

 「とあるイタリア軍捕虜収容所所長の言葉さ。
  カタリナ社もそうだが、こんな事繰り返してればいずれ自分の身に降りかかるかもしれないぜ」

飄々とゴタローが言い。ワイアットが何か言い返そうとする前に、『行こう』と再び歩き始める。

 「貴様は誰が主人なのか判っているのか!」

ワイアットがあらん限りの大声で叫ぶ。
振り返ったゴタローは、凄みの有る笑みを浮かべて言った。

 「主人は俺が主人と認めた奴さ。少なくともお前じゃない」
[ 2012/08/13 03:20 ] [ 編集 ]

 通信回線から漏れ出た内容は、連邦軍人の腐敗ぶりをこれ以上なく物語っていた。
見れば、捕虜となったフランコ提督の顔は心なしか蒼褪めている。
 さて、この状況は面白くない。自分は彼女に約束したのだ、「国際法に基づく扱いをする」と。

 「あー、お嬢さん。とりあえず服、脱いでみようか? …死にたくなかったらな」

 「!?」


* * *

『あぁ畜生ッ!なんてこった?!折角お楽しみって時によぉ、あんなミンチになっちまったら
台無しじゃねぇか!?畜生が!クソっクソっクソっクソッ!?』

「コヴェントリー」の通信機に怒声が響く。発信元は、フランコ提督を捕縛した傭兵からのようだが…

「おぃ傭兵、何があった?!」
 ワイアット提督は何事かと通信機越しに詰問を始める。

『何があったかもクソもあるかぃ?!味見しようと思ったらよぉ…あのアマ、ベースジャバーから
身投げしやがった!折角あの体ば味見しようと思ったら…あぁ勿体ねぇ!!』
 どうやら、傭兵が捕虜になったフランコ提督に手を出そうとし、隙を突かれて自殺されたらしい。

「こ、この大馬鹿者ッ!?なんという…なんという事だっ!
 えぇい、貴様らに払う報酬は半減させて貰うぞ!払わないだけマシと思うんだなッ!」
 そう、流石に脅威だったシェライや母艦を落とした功績がある以上、まったくの無報酬
では、傭兵間での連邦の評判が下がる。故に、彼女もこういう判断を下さざるを得ない。

『あー、うん。流石に今回はこちらの落ち度だしねー、お優しい提督殿に感謝感謝。
 それじゃ、通信終わり』

* * *

龍牙兵の所有する、ベースジャバーの機内。パイロットシートに、二人の男女が座っている。

「…どう今の会話? 俺、実はハリウッドでも役者として通じると思うんだけど」
 傭兵…龍牙は、そう笑って地球連合の制服を着たフランコ提督
意見を求めた。当のフランコ提督は微妙な表情を浮かべるだけで無言である。

 さて、どういうカラクリであったか。

 元々、ベースジャバーには…ダミーパイロットとして、擬似生体素体に簡易AIを積んだ
ガイノイドを乗せていた。その彼女に、フランコ提督の服を着せ、そのまま地上に突き落とした、と言う訳だ。
 高高度から地上に叩き付けられる以上、殆ど原型をとどめないレベルに破壊されるし、
よしんば、手足が残って擬似生体であるとバレても、影武者だったか元々治療として擬似生体を
埋め込まれた、と判断される(無論、きちんと調べれば本人ではないとは判明するだろうが)
と、龍牙は踏んだのだ。

「…何故あんな真似を?」
 無言だったフランコ提督が口を開く。出てきたのは陶然の疑問であった。

「あの連中が気に食わなかっただけ、さ。後は多少の打算?」

「……変な男だ」

「うん、よく言われる」

二人を乗せたベースジャバーは、母艦に向かい飛行を続けた…。

Fin.

《リザルト》
 『メディナ・デ・フランコ提督』 … 捕虜として確保。その後、枢軸側と交渉開始。
                  身代金「500,000c」獲得の後、枢軸側に変換。
[ 2012/08/13 07:38 ] [ 編集 ]

「リズ………何もそこまで叔父貴を真似する必要は無かろうに……!!」

クルセは、「偶々」傍受した通信を耳にして悔やんでいた。
軍隊なら当然起き得ることであり、メディナ将軍を襲った事態は仕方ないことだと割り切ることもできるだろう。
だが、クルセはそこを嘆いているわけではない。
自分の知るリズィ・ワイアットと、通信から聞こえる彼女との違いが、過ぎた時間を彼に嫌と言うほど感じさせていた。
その間に彼女は、典型的な連邦軍人となってしまったのだった。
声は、最早彼女には届かないのか。
クルセは自室で、声にならぬ声を上げた。
[ 2012/08/13 11:39 ] [ 編集 ]

TOPOL「終わったな。各機、帰投する。続け」
≪≪≪了解ッ!≫≫≫

KWAOOOOM!!

TOPOL(捕虜ねぇ、、、、、)



報告
TOPOL傭兵団が撤収しました。
[ 2012/08/13 18:30 ] [ 編集 ]

コメント返し

>たくさんのコメントありがとうございます。

>madriax74 さま

サープライズはいろいろ維持費が高そうですね・・・

連戦でユキさんもお疲れのようですねw

>クルセさま

ノロケェ・・・・

そしてティグリース型の声が脳内ボイスで再生されるwww

>黒水さま

影武者いいですねーマブラブでもいましたけど、

影武者が変わりに***な目にあうんですねwww

そして伏線、今度は連邦軍の女性将校が!?

あの娘の『ア*顔ダブルピースに私人間やめました~演説付き映像』が

薄い本でよくある展開ですよねwwwwwww気丈で美人で強い女が男に屈して***されちゃうとかwwwwwwwベタベタやでェwwwww

>ゴタローさま

なぜか他のMMSが正規兵用衛士強化装備を着けているのに、彼女だけは白い訓練兵用を着用している。
当然のことながら、その前面は透明度がやや高めであるわけで……。


wwwwwwww新しいプレイはなかなか過激ですねwww

連邦軍の兵士が下種な目で***したり、口笛吹いたり、蔑むような目で見たり、罵倒の言葉いったりしてwww

 「貴様は誰が主人なのか判っているのか!」

ワイアットがあらん限りの大声で叫ぶ。

そこは顔芸でぶちきれてほしいですよねwwwww

>龍牙さま

こちらは偽装ですねwwやり取りがカッコィイ!!

さりげない優しさと紳士な態度がいいですよね・・・・自分は絶対こういうのできませんねwww

>クルセさま

過去、あんなに可愛かった子が・・・・的なシュチュエーションはいろいろ萌えますよねwwwww

ギャップ萌えって奴ですよーーー


私的にはですねーーーーブラックラグーンの大尉がいいですよねww金髪ロシアロッリ娘が、戦場でフライフェイスになってやさグレてー

マフィアの女大幹部とかーーー

最高ですよね!!ぶん殴られて馬のクソヤロウとか言われてC4で昇天したいッッ!!!!!

>TOPOLさま

捕虜はみんなで楽しみましょう!!!!!!







というわけで、メディナ提督のお楽しみイベントシーンはピクシブを見てね!
[ 2012/08/13 22:44 ] [ 編集 ]

おいまじかよーフランコ提督は連邦軍引渡しなんて聞いてねーぞコラ。
傭兵組合に訴えんぞ紅茶提督

ワイアット
「だ.誰が紅茶提督だ!!金で雇われた非正規兵の貴様等は金だけで十分だろうが!」
連邦士官
「そうだ口を慎めこのテロリスト崩れが!貴様等など本来は即刻MPに引き渡して…いや裁判抜きで即刻…」

ママ&パパにチクる?
ハン!そのディンゴ(犯罪者)崩れに大枚はたかなきゃ勝てなかった癖によく言うわい。

ラス
「うわーマスターったらサイテー
他の傭兵頭さん見習いなよー助けてる人だっているんだよー?」

マオ大佐とハムリン博士に新しいデバイス候補が確保出来そうって報告入れちまったんだよ。
あー畜生。ヤっちまって精神崩壊してたら使い物にならねえし…
アレが完成すりゃ…こっちの天下になってあの兵器を使えるってのによ。

ラス
「…??」
ロイド
「チャイニーズフォースの大佐とドイツの博士?
何をたくらんでいるチーフ?」

現在の戦争…いや社会を引っくり返すドでかい事業よ
[ 2012/08/14 01:54 ] [ 編集 ]

(@エクスシア・格納庫)
任務を終え、戻ってきたジェスタにこの艦の整備スタッフであるSDジム達が工具片手によじ登っていく。
すると、コックピットのハッチが開いて中から二人の人間が降りてきた。

「しかし、驚いたな。AA急級を母艦にしているとは・・・」

その内の一人―メディナ提督は中を見回しつつ率直な感想を述べる。

「まあ、そっちに金を掛けすぎたせいで裏方連中には安月給しか払えないですがね」

もう一人、レイキャストは苦笑しながら続ける。
何故彼女がここにいるのか。簡単に言ってしまえば、これも『依頼』なのだ。
彼女の友人であるカタリーナ提督から密かに引き受けており、連邦軍のそれと同時並行で進めてきたのである。

「さて、記録の上だとアンタは降伏直後に爆弾で自決。つまりは死んだ事になっている。でだ、これからどうする?」
「故郷のマドリードでひっそり余生を・・・と言うのは無理だろうから、ジャポンへ行こうと思う。一度本場のスシを食べてみたかったんだ」
「御安い御用だ。エヴァ、お送りしろ」
「了解」

その後、築地で実に美味しそうに
マグロを頬張るスペイン人女性が目撃されたとか・・・。
[ 2012/08/14 02:35 ] [ 編集 ]

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