武装神姫 零 第116話?第118話 

ミウラは急にしらけた顔をした
ミウラ「へぇー人間の脳を神姫のAIに組み込んだってことか?そいつは?」
シンドウはまじめな顔をして言った
シンドウ「そうだ・・・オマエ信じてないだろ」
ミウラは怪訝な顔で言った
ミウラ「軍人って生き物はな現実主義者なんだ、三流のSF映画や漫画みたいなことが実際に起こるはずがない、第一人間の複雑でデリケートな脳みそを神姫の安っぽい安価ロボットに入れ込むことなんか不可能だ」
シンドウ「俺も最初はそう思っていた思っていたんだよ」
ミウラ「馬鹿馬鹿しい、オレはそんなヨタ話信じねえぞ、お前だいぶ疲れてないか?」
シンドウ「新世界の作戦時に野良神姫の中で非常に高い戦闘能力を持った二体の神姫が隊員の中で目撃されている。真っ赤な神姫と真っ黒な神姫だ。その二体がシュラを半壊した、映像はないが、交戦した隊員もいる、遭遇した隊員のデーターからのオレの読みが正しければどちらかがそのサイボーグ人間だ」
ミウラ「どうしてそんなことが分かる?なんで大阪にいたんだ?」
シンドウ「分からん・・・ただ、後から考えるとあの時の作戦の状況がテロ事件と似た感じだなと思ったんだ、理由はそれだけだ」
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シンドウは時計を見ると軍港に向かって歩き出した
シンドウ「悪いがもう時間だ、米軍の巡洋艦がオレを待ってる。それじゃあな親友、行って来るわ」
ミウラが呼び止めた
ミウラ「シンドウ!!今の話・・・オレは信じていいのか!?」
シンドウは振り返らずに言った
シンドウ「信じる信じないはお前の自由だ、ただ少しでも怪しいと感じたことがあるなら徹底的に調べあげろ、それから判断しても遅くないし悪くない、さっきオレが話していた強力な野良神姫と交戦した隊員と話してみるのもいいさ、オレがいない間に何か重大な事件があったときは、オレのさっき言った話を思い出せ。何かの役に立つかも知れない・・・それと最後に忠告だ」
ミウラ「・・・なんだ?」
シンドウ「現実主義は否定はしない、しかし世の中の人間の半分以上は神を信じてる、この世では説明がつかないことがクソほどあるからだ、そういった時に信じられる物は神の存在と自分の体だ、ちなみにオレは神を信じてる。絶対無敵のヤファウェイ様をな」
ミウラはシンドウに手を振った
ミウラ「忠告ありがたく、受け取っておくよ、親友」
シンドウ「アメリカ土産を楽しみにしてろよ」
シンドウは軍港に向かって歩いた。
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ミウラはゆっくりと煙草の煙を吐くと状況整理のため独り言をつぶやき始めた
ミウラ「・・・2032年に起きた宇宙軍事施設開発テロ事件、人間の頭脳を神姫の体に電子化して移植・・・新世界でシュラを半壊させた野良神姫・・・出来の悪い三文小説だぜ、しかしシンドウがわざわざ、このオレにそんな嘘臭い話をしたってことは、あいつが米国に飛ばされてる間に日本で何か事件が起きる可能性があるってことだ・・・シンドウの言うとおりいろいろと調べてみる価値はあるな、まずは新世界事件で強力な謎の野良神姫と交戦したシュラの隊員に話でも聞いてみるかな?どうせシンドウがいない間はオレがシュラの指揮官になるんだし、あいさつ代わりに会ってみるか・・・」
ミウラの煙草から煙がすっと一筋立ち昇った
ミウラ「しかし、人間の思考を持ち神姫の体を持つ奴か・・・狂気以外なにものでもないぜ・・・そいつはなんて呼べばいいんだ?神姫か?人間か?それとも両方を超えた存在・・・」
ミウラの目が細くなる
ミウラ「・・・神か?馬鹿ばかしいぜ」
ミウラはぼやいた
ミウラ「まあいい、シンドウが還ってくるまでの間、ゆっくりと調べさせてもらおうかな・・・」
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[ 2008/04/23 20:50 ] 武装神姫 「零」 小説 | TB(0) | CM(0)

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