武装神姫 零 第105話?第107話 

メフィスの眼から涙があふれる
メフィス「私は、哀れだ・・・どんなに人を救っても自分が救われることなんかない!!むしろどんどん、惨めにさびしく弱くなっていく・・・なんでなんでこんなことに・・・アマツ・・教えてよ・・」
アマツは深いため息を吐いた
アマツ「ハァ・・・アンタはいつもそう、結局いつも自分の保身のことしか考えてない!!自分を救うことしか頭にないから人の心が思いやれない、救われる人の心のことを考えたことがないから、そうなるのよ・・・本当に哀れでかわいそうな子ね・・・」
メフィス「ううう・・どうすれば・・私は救われるのかな?ねえ・・アマツ・・教えてよ・・・アマツ」
アマツはメフィスに手を差し伸べた
アマツ「簡単だよ・・・メフィス。あんたは人を守る存在じゃないんだ、本当は人から守られる存在なんだ・・・メフィス、おいで・・・私があなたを守ってあげる!!あなたは私を守れなかったけど、私は違う!!私はあなたを死ぬまで絶対に守ってあげる。だって私たちは友達だよ。私たち二人にとってお互い一番最初の友達だから・・・」
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アマツはそういうとメフィスを優しく抱きしめた
メフィス「アマツ・・・私のこと・・・許してくれるの?こんな私でもあなたは私を守ってくれるの?」
アマツはぎゅっとメフィスの細い腰に手を回し抱き寄せた
アマツ「メフィス・・・私はあなたのことを恨んでなんかないよ・・あなたは私を守れなかったけど、私はあなたを絶対守りきるよ・・・私はあなたのこと愛してるから、メフィスだけは他の神姫とは違うの、スキよ・・・メフィス・・・」
そう言うとアマツはメフィスの口に深いキスをした
メフィス「ん・・・アマツゥ・・」
アマツは舌をメフィスの舌と絡ませながら言った
アマツ「言ってメフィス・・・あなたも私を愛してるって、私を守ってと言って・・」
メフィスは目をトローンとして甘い声で言った
メフィス「アマツゥー愛してる・・・スキよ大好きよ・・・私を守ってください・・」
アマツは目を閉じてキスを続けながら言った
アマツ「愛してるよ・・・メフィス」
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アマツとメフィスが抱き合っている後ろでゼロは瀕死の状態でひくひくと体を痙攣させていた
ゼロ「あ・・・う・・・ゥあ・・・」
ゼロの目から涙がこぼれ出る
ゼロ「アイ・・ゼ・・ごめ・・ん・・私・・の力・・が弱い・・から・・アイ・・ゼ・・を守りきれ・・なかった・・私は・・無力・だ」
ゼロは悔しくて虚しくて心が割れそうだった
ゼロ「強く・・な・り・・たい・・・もっと・・強く・・・なりた・・い・・・強く・・つ・・よ・く・・なり・たい」

強くなりたい、武装神姫の中で一番強くなりたい、強くなりたい・・・心も体も強くなりたい、誰よりも・・・

ゼロは薄れゆく意識の中、ひたすら呪文のように言葉を繰り返した

ゼロ「私は、強くなりたい」
どんよりとした空から雨が降り始め辺りをしとしと濡らし始めた
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[ 2008/04/16 17:56 ] 武装神姫 「零」 小説 | TB(0) | CM(0)

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